門一級建築士事務所Jo First Class Architect Office
始まりは、金城豊、金城司の父親である金城信吉が1973年に設立した「門設計研究所」。その「門(ジョウ)」の思いを引き継いで生まれたのが、2001年に金城豊、金城司の二人によって設立された「門一級建築士事務所」である。
名称: | 有限会社門一級建築士事務所 |
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所在地: | 沖縄県南風原町字津嘉山750-1 |
電話番号: | 098-888-2401 |
『かたちのない詩を、建築というかたちで。』
南風原の風土に生まれ、東京で鍛えられた感性。
そして、世界の建築界に静かに名を刻んだ1992年。
当時、世界的建築家レム・コールハースが審査員を務めた『新建築住宅設計競技1992』において、師である岡河貢氏ともに金城豊の作品は第2位に輝き、日本を代表する建築専門誌『The Japan Architect』1993年春号の表紙を飾ることとなった。
テーマは「HOUSE WITH NO STYLE」。
それは、スタイルの否定ではなく、「様式」から解放された住宅の問い。
建築がつくるのは、単なる空間ではない。
それは、人の暮らしとともに「詩情」を宿す、呼吸する建築。
2001年に設立された 門一級建築士事務所 は、住宅、公共建築、地域施設まで250件以上の設計実績を重ね、2019年には第5回沖縄建築賞住宅部門 正賞を受賞。
「記憶と時間をかたちにする」建築として、高い評価を受けている。
私たちの建築は、「人と空間のあいだに流れる、目に見えない風景」をすくい取ること。
流行や表層を超えて、"何もない"という豊かさを、"様式を超えたスタイル"として表現していく。
それが、門一級建築士事務所の哲学です。
建築とは、目に見えない豊かさを可視化する行為である。
門一級建築士事務所は、建築を「技術」や「装飾」ではなく、人の暮らしに寄り添い、時間と記憶を編み上げる"詩的な行為"だと捉えています。
自然、風土、そして人との対話のなかから浮かび上がる"かたちのない詩"を、一つひとつの建築としてかたちにしていく。
それが、私たちの変わらぬ哲学です。
1970年、沖縄・南風原町に生まれた金城豊は、東京工業大学附属高校・工学院大学で学び、師である岡河貢氏(東京)で建築を学んだのち、2001年に門一級建築士事務所を設立。
以来、20年以上にわたり住宅・公共建築・地域施設など250件以上の設計を手がけてきました。
その出発点は、1992年。
世界的建築家レム・コールハースが審査員を務めた新建築住宅設計競技にて第2等を受賞。
翌1993年、受賞作品が日本を代表する建築誌『The Japan Architect』の表紙を飾るという歴史的な瞬間が訪れました。
この経験が、「スタイルにとらわれない建築」への確信となりました。
「HOUSE WITH NO STYLE」
スタイルなき建築、それは"無"に見えて"有"を包む存在。
型に縛られず、場所と人の関係性から立ち上がる自由な建築。
私たちはその先に、"沖縄の光"と"都市の影"が溶け合う空間を描きます。
表面的なスタイルではなく、心に触れる"余白"を持つ建築。
それは、静けさの中に鼓動を宿し、日常のなかに特別な時を刻む空間。
これからも、建築というメディアを通して、人の心に詩を届ける空間の設計を続けていきます。
「住まいに、祈りを。空間に、時間を。建築に、感情を。」